小盛でも美味しい物を

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小盛でも美味しい物を

あなたは、ご飯小盛り、を尊重しますか。

「はい、尊重します。」

「ダイエットしてるし。」

という場合と、

「いいえ、尊重しません。」

「人生、大盛りでなければ。」

「小盛りだなんて、リスペクトできない。」

反発や抵抗感を覚える向きもあるでしょう。

私も、長らくそうでした。

人生は、ご飯大盛りでなければ。

そのように信じて疑わない。

思考回路がすっかりそんな具合になり、
凝り固まっていた、とも言えます。

しかも、私は納豆原理主義の信奉者でも
あり続けてきました。

納豆原理主義者は、北関東の太平洋岸
に位置する県を総本山とし、いわゆる
信仰心は皆無ですが、その情熱とエネルギー
をもっぱら納豆の食べ方に向ける。

そのような存在です。

食べ方というのは、

江戸っ子を気取って、もっぱらマスタード。

「江戸っ子は、やっぱり、江戸時代から、
朝、納豆にカラシを入れて、パパッと
おまんまを食べて仕事にでかけたもんだ。」

「そんなこと言ったって、おめえ、江戸っ子
なんかじゃねーべ。ローズキャッスルだっぺ。」

「納豆ったら、やっぱりネギだよ、ネギ。
じゃなきゃ人間じゃねえ。」

「うちは砂糖だ。」

「ははあ、てめえん家は、もともと秋田か。」

「なんだと、今じゃ、学校給食に納豆が出る
時代だぞ。そこに出てくる納豆にはタレが
ついてんだよ。タレ。文明開化だね。」

自分が幼少期にあった環境でおよそ決まった
食べ方が唯一正しいと信じて疑わない。

相手が近しい関係であれば、むしろ、
可愛さあまって憎さ百倍。

自分と同じくらい頑迷な相手に対する怒り。

ガシャーンッ

食卓であるちゃぶ台をひっくり返す勢い。

不毛には違いありません。

その不毛さを補うかのように、ご飯が
大盛りになっていくのは、むしろ
事の成り行きとしてはナチュラル。

当然のように、ご飯は大盛りで、となって
いってしまいます。

外食しても、チョイスがあれば、大盛りに
するのはごく当たり前。

特盛り
メガ盛り

進撃の巨人、という感じです。

しかもお代わりをする。

その行き着く果ては容易にご想像できる
でしょう。

健康診断でも、糖分を控えて、と書かれる
ようになってきます。

もともとは、納豆をご飯にまぶして食べる
というところから来ています。

白いおまんまをおかずの、とくに醤油と
ともに食べる場合、それがご飯にしみこむ。

そこらあたりを何度でも、限りなく、摂取
したい。

果てしない欲望、願望、煩悩。

ご飯小盛りだなんて。

ありえない。

関西の人であれば、

ありえへん。
うまく発音できませんが。

とにかく、小盛り、というのが思考回路にない。

なかった。

が、今朝、私は、今やすっかり習慣になっている
アイデンティティ変換の儀。

これで、これまでまったくなかった想念を、
私に近いと思われるアイデンティティに適した
テンプレートにしたがって書き出し、
アファーメーションとして10回唱えています。

私のアイデンティティは臆病者なので、

もしも私が自分の判断を信用し、
そして全てがうまくいくとしたら、
私は人生ご飯小盛り、を尊重する

としました。

唱えながら、自分で自分が信じられません
でした。

朝起き抜けに、私は新たな思考回路をまた
1つ身につけたのでした。

夜寝る前にもアファーメーションとして、
10階唱えるでしょう。

かれこれ3週間続けています。

あなたにも新たな思考回路を身につけて
いってほしいと思います。

あなたは、次のどれに近いでしょうか。

1(恨み)
もしも私がすべてのものが今のままでよいと
許すことができたとしたら・・・

2(おだて)
もしも自己中心的になって良いとしたら・・・

3(虚栄・ワーカホリック)
もしも私がありのままの自分を受け入れて
良いとすれば・・・

4 (芸術家)
もしもこの世界が理想郷だとしたら・・・

5(ケチ・傍観者)
もし、私が人を信じて、
そして助けを求めても良いとしたら・・・

6(臆病者)
もしも私が自分の判断を信用し、
そして全てがうまくいくとしたら・・・

7(暴飲暴食・今に生きる)
もし私が今の状態に満足できたとしたら・・・

8(復讐心)
もしも私がガードを下げて、
もっと繊細になれたとしたら・・・

9(怠け者)
もし私が行動的になり、
チャンスに飛び込んだとしたら・・・

どれか近いものを選びます。

そして、もしもあなたもこれまで人生ご飯
大盛りできたのなら、小盛り、というものも
あるのだ、と知るのも大きな発見です。

小盛でも、美味しい物を。

これでいいのです。

これでいいのだ

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